社会人基礎力とは
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社会人基礎力とは

経済産業省が、産学の有識者による委員会(座長:諏訪康雄法政大学大学院教授)での検討を経て、2006年から提唱するもので、大学等で教える「基礎学力」「専門知識」に加え、コミュニケーション能力や主体性、実行力などの、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」
すなわち、「第3の能力」として、学生に身に付けるさせるべき能力であるとするものです。

具体的には、「3つの能力」と、それらを構成する「12の能力要素」をあげています。

「3つの能力」とは、以下の通りです。

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出典:経済産業省 「社会人基礎力」とは

そして、それらを構成する「12の能力要素」とは、以下の通りです。

3つの能力 能力要素 内容
前に踏み出す力
(アクション)
主体性 物事に進んで取り組む力
働きかけ力 他人に働きかけ巻き込む力
実行力 目的を設定し確実に行動する力
考え抜く力
(シンキング)
課題発見力 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
創造力 新しい価値を生み出す力
チームで働く力
(チームワーク)
発信力 自分の意見をわかりやすく伝える力
傾聴力 相手の意見を丁寧に聴く力
柔軟性 意見の違いや立場の違いを理解する力
状況把握力 自分と周囲の人々や物事との関係を理解する力
規律性 社会のルールや人との約束を守る力
ストレスコントロール力 ストレスの発生源に対応する力
出典:経済産業省 「社会人基礎力」とは

昨今、学生たちの「人間力」の低下が話題になっています。

「社会人として通用する力」という考え方は、今までも存在していました。

基礎学力や専門知識は持っているが、職場の一員として、周囲との関係を良好に保てないという現実が
多くあったからです。

「社会人基礎力」は、業種・業界を問わず、社会人として活躍するために、共通して求められる
基礎的な能力と言えます。

 
「人生100年時代構想会議」における社会人基礎力
 
2017年9月、安倍首相を議長として「人生100年時代構想会議」が発足しました。
メンバーは、議長代理に茂木敏光人づくり革命担当大臣、副議長に林芳正文部科学大臣、
加藤勝信厚生労働大臣、議員には、麻生太郎副総理、菅 義偉官房長官、世耕弘成経済産業大臣、
民間からは榊原定征日本経済団体連合会会長、高橋進日本総合研究所理事長など、
政界や財界を代表する著名人の方々です。(メンバーおよび肩書は発足当時)
 
そこでは、「社会人基礎力」を就学前から中高年社会人までのすべての層の人材に普及させる
ためにはどのような取り組みが求められるのか。(第4回WGで議論)
が論点となっております。
 
今後仮に70歳まで働く時代が来るならば、チームワークのあり方やコミュニケーションの更なる向上
などの学び直しが必要になってくるのではないでしょうか。

 

 

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